こんにちは!2歳*男女の双子を育児中のまりーです^^
今日は妊活関連のお話です。
私は29歳で双子を出産しました。
結婚して妊活を始めて7ヶ月目に授かることができましたが、最初から病院で診てもらいながら、1年できなければすぐに高度不妊治療に入ろうと決めていました。
7か月間で体外受精まで見据えながら、タイミング法・人工授精と早い段階でステップアップしましたので、今回は人工授精をしたときの体験談になります。
■人工授精とは具体的にどんなことをするのか?
■タイミング法、体外受精との違いは?
■人工授精は何回目で妊娠する確率が高い?
■20代で体外受精にステップアップするタイミングは?
という疑問をまとめてみました。
これから人工授精を検討しているかたの参考になれば嬉しいです^^
妊活7か月間の経緯まとめ
私は結婚直前、27歳のブライダルチェックをうけました。
そこでまさかの閉経間近という結果がでたため焦っており、1年できなかったら体外受精しようと決意していました。
経緯はこちらから▼
そんな私の妊活の経緯はこちらです。
クロミッドを飲みながらの5回のタイミング法
→人工授精
→クロミッドによる副作用のため、服薬も人工授精もお休みし、タイミング法
→このお休み周期で双子ちゃんを妊娠
クロミッドに関してはこちらから▼
「人工授精」ってなに?
人工授精(AIH、Artificial Insemination of Husband)は簡単に言うと、採取した精子を医師によって子宮の奥に注入する治療のことです。
子宮の奥に精子を注入することで、卵子と精子が出会う(受精する)確率をあげることを目的としています。
最近は周知されるようになってきてはいますが、人工授精だからといって生まれてきた子供に異常が出やすくなるなどの影響はありません。
一般的に不妊治療はタイミング法から始まり、妊娠できなかった場合に人工授精、そして体外受精へとステップアップしていきます。
精子の運動率が悪かったり、奇形率が高かったりしたときには、タイミング法をとばして人工授精にはいることもあるのでケースバイケースですね。
タイミング法・体外受精との違い
人工授精と体外受精の違いを理解しているかたは妊活しているかたの予想より少ないです。
「人工」と名前がついているので、親世代には体外受精と勘違いされることもありました。
人工授精は体外受精よりもタイミング法に近い方法で、あくまで補助するのは「精子と卵子が出会いやすくする」部分のみです。
「受精して、子宮内膜に着床して妊娠する」という過程は自然妊娠と全く変わりません。
タイミング法は、超音波で卵胞のサイズを測定し、排卵時期を想定します。
人工授精も同じように超音波で卵胞サイズを測定します。
体外受精は、その名通り卵子と精子を取り出して「体の外で受精」させます。
そして受精卵を培養液のなかで数日育てた後に、受精卵を子宮内に戻します。
人工授精は精子を子宮にいれるる部分のみの補助で、体外受精は受精から着床まで補助が入っていることになります。
人工授精が有効なタイプ
一般的にタイミング法で妊娠しなかったときに人工授精へとステップアップしますが、以下のかたはタイミング法を飛ばして人工授精にはいることもあります。
■子宮頸管粘液分泌不全
■ED、性交渉が難しい
■精子の状態が悪い
例えば私のように、クロミッドを長く(半年以上)飲んで子宮頸管粘液が少なくなっている場合にも効果的です。
一方で以下の場合、人工授精は向いていないとされています。
■精子の所見に問題がない
■女性の年齢が高い場合(人工授精をスキップして体外受精に進むケースが多い)
人工授精の妊娠率はそこまで高くない
人工授精にステップアップするとなると、妊娠率が一番気になりますよね。
一般的に人工授精の成功率は5~10%程度と言われています。
といっても、年齢で大きく異なるのはタイミング法と同じですね。30代で10~15%、40代になると2%と一気に下がります。
通常の妊娠成功率は、30代前半までは15~20%ほどなので、5~10%と聞くと低く感じてしまいますよね^^;
ですが通常の妊娠はすんなり妊娠できたかたも含めた成功率であり、人工授精は妊娠しにくいかたの成功率です。
こうやって対象が異なるため、個人的には成功率の数値で比較するべきではないかと思います。
体外受精へのステップアップ、目安は5~6回!
「人工授精を何回続けるのか?」これも当時はたくさん調べました。
人工授精は5〜6回行って妊娠しなかった場合、それ以上は人工授精を行っても妊娠する可能性は非常に低いとされています。
5回の中で最も成功率が高いのが1度目の人工授精で、成功率は人工授精の回数を重ねるごとに下がっていきます。
もちろん7回目以降で妊娠されたかたもいますが、限られた時間を有効に使うために、4〜6回行って妊娠しない場合は、体外受精へ進むことを薦める病院がほとんどです。
当時28歳だった私は、人工授精を4回して妊娠しなかったら体外受精にステップアップすることを決めていました。
20代でしたら体外受精の成功率は高いため、早めのステップアップを考えるのもいいのではないかと思います。
人工授精にかかる費用は保険適応外
人工授精は保険適用外となるため、病院によってばらつきがあります。
1回あたり20,000円〜30,000円程度が一般的な相場となっているようです。
排卵誘発剤の使用有無、検査回数の増減で多少変わります。
私が通院していた不妊治療専門の病院では、
■人工授精 2万
■卵胞測定4回ほど、クロミッド、HCG注射、黄体ホルモン注射など 1万ちょっと
で、1周期3万ちょっとの費用でした。
タイミング法は1周期3千円ほどだったので、痛い出費です^^;
【体験談】人工授精の流れ
人工授精の方法は、タイミング法とほぼ同じです。
異なるのは人工授精当日だけですが、流れをまとめておきます。
生理初日~5日目
生理が始まったら、今周期は人工授精をするか、しないかという相談をします。
排卵誘発剤を使うならば服用も始めます。私は生理3日目からクロミッドを5日間飲みました。
生理後10日目~12日目
血液検査、超音波(エコー)検査で、卵胞の大きさと子宮内膜の厚みを測定し、排卵日を予測します。
生理周期が安定していない場合は回数も多くなる可能性が多いです。
排卵日が想定できたら、排卵日の前日か当日に人工授精を実施します。
生理後12日目~14日目(排卵日前日から当日)
当日、精液を採取し子宮内に注入します。病院で採取する方法、自宅で採取し、人肌温度で病院まで持ってくる方法があります。
通常は洗浄し濃縮した精液を注入しますが、濃縮しない病院もあるようです。
凍結保存しておいた精子を用いる場合もあります。
人工授精自体はあっという間で、いつもの内診、エコーで卵胞測定をしてから、器具で精子を注入してもらいます。
私は痛みは全くありませんでしたが、数時間後に出血しました。
心配で問い合わせましたが、出血は医師の技術によるもので、人工授精自体は問題ないとのことでした。
上手な医師だったら、通常出血はないようですよ。
人によっては痛みがある場合もあるようです。
人工授精後には、注射後36時間ほどで排卵がおこるHCG(ヒト繊毛ゴナドトロピン)をタイミング調整のために打ちました。
精子の受精期間は2日ほどなので、排卵が遅くなると人工授精の意味がなくなってしまうためです。
妊娠率をあげるためには、人工授精当日や翌日にもタイミングをとるといわれました。
排卵日以降
人工授精後は特に気を付けることはありません。
通常の生活を送り、黄体機能の低下が見られるかたは黄体ホルモンを注入する黄体補充療法を行います。
この黄体ホルモン補充は、着床率を高めるといわれています。
【人工授精の体験談】妊娠確率や目安となる回数とは?まとめ
■人工授精の成功率は5~10%程度とそこまで高くない
■5〜6回行って妊娠しなかった場合はステップアップを検討すべき
個人的には20代だったらもう少し早く決断してもいいかなと思っていました。
みなさんの良い結果を祈っています^^
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