こんにちは!2歳*男女の双子を育児中のまりーです^^
私は結婚式が終わってすぐに、妊活を始めました。
もともと無排卵が長く続いた生理不順だったため、最初から婦人科でタイミングを見てもらっていました。
人工授精を経た7周期の妊活詳細はこちら▼
タイミング法、人工授精ともに重要なのが、卵巣の中にある「卵胞の大きさ」です。
卵子がはいっている卵胞の大きさを測ることで排卵日を特定するのですが、排卵誘発剤であるクロミッドを飲むと、通常なら排卵するはずの大きさになっていてもなかなか排卵しないことがあるのです。
今回は私が実際クロミッドを6周期飲んだときの経験をもとに以下の疑問をまとめました。
■そもそも卵胞は1日に何ミリ大きくなるの?
■クロミッド(排卵誘発剤)を飲んだら何ミリで排卵するの?
■大きくなりすぎたら妊娠率は下がるの?
これからクロミッドを飲むかた、飲んでいるかたのご参考になれば嬉しいです^^
そもそも卵胞ってなに?
先に簡単に説明しましたが、卵胞とはなんなのかを詳しくみていきます。
卵胞とは、卵子を包む袋のことをいい、卵子を育てる大切な役割を持っています。
この卵胞の大きさで、大体の排卵日目安を知るとこができるので、妊活ではたびたびエコーで卵胞の大きさを測ることになります。
卵胞は女性ホルモンによって大きくなる!
そんな大切な卵胞は、いくつかの女性ホルモンによって成長が促され、最終的に排卵されます。
まず、 生理が始まってから。
脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)が少し増加し、これに刺激された、いくつかの卵胞が成長します。
生理数日後から。
卵胞刺激ホルモン(FSH)の濃度が低下し、ひとつランダムに選ばれた卵胞だけが大きく発育します。
選ばれる卵胞は必ずしも左右交互の卵巣からではありません。詳しくはこちらから▼
生理2週間後前後。
黄体形成ホルモン(LH)の濃度が急激に上昇し、先ほど一つ選ばれた主席卵胞が完全に成熟し、卵子を排出します。
卵胞の大きさはこのときが最大です。
排卵後。
卵胞の破れた部分が閉じて黄体となり、黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌します。
黄体ホルモンの働きは、子宮内膜を厚くし、受精に備えて栄養などをためることです。
黄体期は卵胞ホルモン(エストロゲン)の濃度も高いままです。受精が成立しないと黄体は退化し、再び生理がはじまります。
重要な部分だけ抜粋すると、卵胞は卵胞刺激ホルモン(FSH)によって大きく成長し、黄体形成ホルモン(LH)によって破裂し、中の卵子を排出(排卵)するということです。
ちなみにLHというホルモンは排卵検査薬で感知するホルモンで、このホルモンが急上昇したタイミングを知ることで排卵日を特定しています。
卵胞は1日に何ミリ成長すして、何ミリで排卵するの?
原始卵胞を包んでいる、最初の状態の卵胞はたったの0.05mmと言われています。
肉眼では見えないほどの小ささです!
生理が始まって卵胞刺激ホルモン(FSH)が放出されると、ランダムに選ばれた1つの卵胞のみが、1日に1.5~2mmずつ大きくなっていきます。
生理周期の12日頃には17mm、そして排卵直前には約20mmにまで成長します。
一般的には20mmになると卵胞が破れて中の卵子が飛び出し、排卵という流れになりますので、18mmくらいになると、あと2~3日で排卵することが予想されます。
タイミング法の場合、このくらいで「そろそろタイミングとってね」と言われます。
【体験談】クロミッドを飲んでるときの卵胞の大きさ
上記のように、一般的には排卵は20㎜で排卵します。
が、排卵誘発剤であるクロミッドを飲んでいると、通常の周期より卵胞が成長するのは早くなりますが、大きくなってもなかなか排卵しないことが多いようです。
例えば私の場合、クロミッドを飲まないと生理から16~24日目以降に20㎜ほどで排卵します。
が、クロミッドを服用すると生理から16~18日目に28~32mmで排卵でした。
クロミッドを飲まないときと比較して10㎜ほど大きくなってからの排卵です!
病院で排卵を促すhCGという注射を打つことも選択できましたが、私は自然排卵を待つことにしていました。
ちなみにhCG注射を打つ場合は、やはり卵胞が20mm前後になったころを目安にするそうです。
卵胞は縮むこともある
通常卵胞は大きくなっていきますが、排卵せずに縮んでしまうこともあります。
これを黄体化非破裂卵胞と呼びます。
黄体化非破裂卵胞の状態になると、黄体ホルモンは分泌されるので基礎体温は上昇し、高温期に入ります。
でも卵子は卵巣に閉じ込められたままなので、妊娠はしません。
つまり「高温期がある=確実に排卵されている」というわけではないのが怖いですね。
この黄体化非破裂卵胞の原因となるのは、排卵のメカニズムの調子が悪かったり、卵巣周りに癒着があったりするようです。
エコーは保険が適応されるけど、回数制限あり!
卵胞のサイズ測定は、経腟超音波検査、つまり膣に器具をいれてエコーでチェックします。
このエコーにかかる費用は医療機関によっても異なります。健康保険が適用されない場合は、全額自費負担で1,500~3,000円ほどです。
意外と高くないけど塵も積もれば負担です。涙
私が通っていた不妊治療専門病院では、ひと月に2回までは保険診療(三割負担)、3回目以降は自費となっていました。
卵胞チェックの結果、大きさが十分ではなく数日後にまたチェックが必要になることも多々ありますが、そのときはエコーの回数分だけ費用がかかってしまいます。
だからといって自分の努力でどうこうなる問題ではないのでしょうがないですね^^;
「卵胞が大きいと妊娠率が下がる」なんてことはない!
私の場合はクロミッドを飲むことで、排卵時の卵胞の大きさは通常よりもかなり大きくなりましたが、これは個人差がとても大きいと医師から聞きました。
同時にこうも言われました。
「排卵時の卵胞が大きい、もしくは小さかったからといって、それが妊娠しにくい卵子であるわけではない。
妊娠に大切なのは、卵子&精子の質とタイミング」
つまり卵胞の大きさを測るのはあくまで排卵期を見極めるためで、妊娠率が左右するわけではないということですね^^
排卵時期を特定するには、卵胞の大きさだけでなく基礎体温や頸管粘液検査、尿中のLHの測定などでも可能です。
ただすべて試したことのある私からすると、卵胞チェック(エコー)以外は不確実で、卵胞サイズ実測とは異なる結果がでることも多かったです。
なのでより確実な排卵日を特定するならば、卵胞チェック(エコー)を受けることをおすすめしますよ♪
ほかにも妊活の検査として、 AMH検査というのがあります。
ことらはまだ新しい検査ということもあり、保険は適用されず、5,000円~1万円ほどかかりますが、個人的にはぜひ初期にうけておくべき検査だと思っています。
20代なのに閉経間近と結果がでたAMH検査についてはこちら▼
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